東海エリア
052-231-2130年収で考える購入可能な住宅価格
夢のマイホーム購入をするのであれば、自分の年収で一体いくらの家を買うべきなのかわからなくては動き出せません。
住宅ローンを組むにあたって、無理のない価格の物件にしなければ日々の返済で生活が苦しくなるなんてことも。
有事の際にはお金が必要になり、住宅ローンの返済が厳しくなってしまいます。せっかく夢のマイホームを購入したのに住宅ローンに追われないようにするために、年収に対していくらの物件を購入すれば無理なく返済できるのかをご紹介いたします。
マイホーム購入に必要なお金は住宅ローンによる借入金に加え、頭金による支払いもあります。
まずは頭金と住宅ローンによる借入金について注意点も踏まえながらご説明いたします。
頭金とは
頭金とは物件価格のうち現金で支払うものをいいます。住宅ローンとは違いまとまったお金が一度に必要です。
頭金を多く支払えば当然住宅ローンの返済額は減りますので、マイホーム購入後の月々の返済は楽になります。
ここで注意するべきなのが住宅ローンの返済額を減らすために、貯金のほとんどを頭金に充てるのは危険だということです。病気やケガで入院すれば治療費がかかります。貯金のほとんどを使ってしまえば、治療費に加え毎月のローン返済も貯金がない状態で行わなくてはなりません。加えてマイホーム購入には物件価格以外にも様々な諸経費が掛かります。こういった要素を考慮すると貯金をある程度残しつつ頭金を支払うことがマイホーム購入に必要です。
頭金は物件価格に対して1~2割程度を支払うことが多いです。ご自身の貯金額と相談して頭金を支払っても無理のない価格の物件を選択することが賢いマイホーム購入といえます。
住宅ローンによる借入金
住宅ローンは毎月決まった金額を返済していきます。借入する人の収入や、購入する物件によって借入金額に制限が設けられます。住宅ローンの1年間の返済額は年収の4分の1程度が理想の額だと言われています。
ご自身の年収と比較して高額な物件を購入してしまうと、毎月の支払いに追われて苦しくなってしまいます。また、いい物件を見つけても借り入れ可能金額以内でなければ購入することができない可能性もあります。
ご自身にあった物件を購入するには、物件情報を眺めるだけではなく、やはり経験豊富な不動産会社に一度相談してみることが近道です。
では、実際に年収に当てはめて借入額を考えていきます。
例えば30年ローンで借り入れをしたとして、
《年収300万円の場合》
・年収の20%
借入可能金額 1,800万円
・年収の25%
借入可能金額 2,250万円
・年収の30%
借入可能金額 2,700万円
理想とされる25%では約2,250万円の物件を購入するのが無理のないマイホーム購入といえます。
《年収400万円の場合》
・年収の20%
借入可能金額 2,400万円
・年収の25%
借入可能金額 3,000万円
・年収の30%
借入可能金額 3,600万円
理想的な25%では3,000万円の物件
《年収500万円の場合》
・年収の20%
借入可能金額 3,000万円
・年収の25%
借入可能金額 3,750万円
・年収の30%
借入可能金額 4,500万円
理想的な25%では3,000万円の物件という風になります。
これらの金額を基準にして物件情報を見てみることで、より無理のないマイホーム購入が近づきます。しかし、ここでお見せした金額はあくまでも年収から単純に計算したものですので、実際には現在の貯金やその他の資産、家族構成等の状況を含めて検討することが必要です。
もう一つ、無理のない購入金額を試算する簡単な方法として月々の支払から考える方法もあります。
30年ローンで支払う場合、1年は12か月あるので、
12か月 × 30年 = 360か月
支払う期間があります。
ご自身が月々支払って無理のない金額を360倍することで物件の価格がわかります。
賃貸に住まわれている方であれば、家賃を当てはめてみるとより身近に感じることができます。
例えば、月々7万円の支払いをする場合
7万円 × 360か月 = 2,520万円
という金額が出ます。この金額を目安に物件探しをしてみると自分に合った物件に出会える可能性が上がります。お手持ちの携帯電話などで月々の支払ってもいいと思える金額を360倍してみると購入すべき物件金額の1つの指標を知ることができます。
こちらも、月々の支払いから単純に計算しただけですので、様々な状況を考慮したうえで支払いの計画を立ててみることが必要になります。
ここまでは、純粋に物件価格を考えてきました。では、実際に長期のライフプランにおいて住宅ローンの返済以外にどのような要素が重要になってくるのでしょうか。
物件購入時には不動産取得税、不動産登記費用、手付金、印紙代といったものから、引っ越しにかかる費用、家具等の購入費用などの諸経費が掛かります。
長い目で見れば、固定資産税やお子様の教育費、お家の修繕費用、リフォーム、車の購入、急な入院治療費なども考えられます。
また、定年まで何年間であるかも重要な要素になってきます。この様に長期の住宅ローン返済を踏まえたライフプランには様々な要素が絡み合って来ます。
これらを客観的な視点からとらえたうえで計画を立てることで、マイホーム生活もより充実したものとなります。
とは言っても、ご自身だけでは計画がまとまらないことも、客観的にみることが難しいことも、どこに注意点があるのかもわからないようなことがある方もいらっしゃいます。
そのようなときに頼りになるのが、不動産のプロ、いわゆる不動産会社です。中でも、実績を多数持ち、かつ顧客の満足度が高い不動産会社はそれだけの信頼を置ける存在だと言えます。
自分にぴったりな物件を見つけて、マイホーム購入後も無理のない充実した生活を望む方には、多くの方が満足する物件を紹介してきた経験豊富な住宅アドバイザーと相談しながら決めていくのがおすすめです。